Japanese topic from tokyo

A blog that writes about local news in Tokyo for the international community, renewed in January 2021.

日本の営業会社の将来ってどうなるのかな。

「営業会社」って言うくくりが正しいのかどうかの議論は蔑ろにして進めます。

 

営業会社とは

今からの話では

  • 沢山の営業社員・部隊でマンパワー・人海戦術的な戦略で営業をかけて行く
  • 営業が数字を達成する事が会社の売上の大半でありそれ以外が非生産部門と化している
  • 営業の社内での発言力が非常に強い
  • 営業マンは技術・知識よりもトークに磨きをかける

とザックリ設定しておきます。

細かく言い出したらキリが無いから。 

営業手法

  • 訪問販売
  • 電話営業
  • 電話してアポ取れたら営業が訪問する

こんな感じですよね。

そして

営業商材(代表的なもの)

  • AO機器(コピー機とかビジネスフォンとか)
  • SEO商材(被リンク1000個付けますよ的な)
  • HP制作・コンサル(少ないけどたまにある)
  • 回線契約(電話線・携帯をうちに変えたら安くなります的な)

HP制作については、一時期某GMOが大量に取って、リースで5年契約して解約出来ないって言うクレームの嵐がリース会社に殺到し、HP制作(+運用)でのリース契約は基本的に審査で弾かれるようになりました。

そこからはデータとか管理画面をCD-Rに焼いて渡して有形商材扱いにしようと頑張ってたりしましたけど。。。

コンサルはまぁ、Analyticsの解析データを見せてもらったり色々出来るんですが、そもそも営業会社が電話して来て契約しちゃう会社でそんなデータを有効利用出来るかどうかはちょっと疑問。

 

AO機器はフォーバルとかが有名ですね。

他にも大塚商会とかたくさんあるんですけど、基本的に、全ての会社に必要だけど、全ての会社にすでにある物。と言う非常に売りにくい商材を力技で持って来たりします。

大変です。

 

電話回線とかは、某光通信が有名です。

もう業界では超有名な、光の国(池袋駅南口周辺)からの使者です(笑)

慢性的に人手不足なので、社会人経験無し30代前半無職とかでも採用されます。

やる気あれば。

 

あ、そんな話じゃ無いっすね。

 

そんな営業会社の社内・実態は

で、営業会社と言うのは、そんな必需品じゃない物を電話や訪問で必要と認識して貰ったり、今じゃなくてもいい物を今買ってもらったり、そう言った事がまかり通ります。

まだAO機器とか回線については形がある物だし、分かり易いんですけど。

IT系のHP制作とかコンサルとかSEOとかは中々難しい。

営業社員が営業トークを磨く事を是として、知識の蓄積が後回しになってしまう。

 

この辺が営業会社の宿命で、数字(売上)が最上の評価指標として最優先される。と言うところがあります。

 

そんな社内でも、少しは良心的なシステム屋さんや技術系の人もいるもので、まともな事をやろうとするんですけどね、数字至上主義の会社では中々評価されません。

 

さっきの条件にはちょっと当てはまらないんですけど、楽天とかもかなりの営業会社です。

あそこは担当コンサルが各店舗に付いてる(と言っても1人300社~とか持ってるから専属じゃない)んですが、売上を上げるために広告を買ってもらうための仕事が大半を占めます。

そのため、「店舗の売上を上げる」と言う本来の目的が少し後回しになって、1年で退店するお店も多いらしい。

 

この会社でも、恐らくシステム側は評価が低いのか、能力が低いのか、評価されないからモチベーションも上がらず、能力のある人は辞めて行き、能力が低い人が残っているのか。

システム面の不具合が結構多い上に、横断的に利用できないと言うセンスの無さ。

増築を繰り返した家みたいに、入り口と出口とか情報への到達とか管理画面がとにかく使いづらいし、肝心のヘルプも見づらいし、担当コンサルは電話繋がらないし、メールの返事も遅いし。

 

あれ、楽天クソですね(笑)

 

で、イモトのWiFiのエクスコムも最近問題を起こしてまして、こちらの永江さんのブログが詳しくまとめられています。

イモトのWiFiのエクスコムグローバル、セキュリティコード付き個人情報大流出のまとめ

 

つまり、営業数字を上げるためにイモトを起用してCMを打ったりしてたんですが。 

肝心のシステム面がプロから見てボロボロで、素人に毛が生えなかった結果ツルッツルのセキュリティで肝心な物を防御する術をまともに用意してなかったのか。

データを盗まれたと言うよりは、公衆の面前にクレジットカードのセキュリティーコードまで公開されちゃっていたレベルです。

ハッキングとか、そんなレベルでも無いです。

性善説にも程がある。

 

こっそり渡したラブレターを教室でみんなに暴露されるとか、そういうひどい話でも無く、みんなの前でラブレターを書いて、「俺はこの渾身の愛を込めた文章で告白してくる!」って宣言して玉砕してみんなの興味の元、全公開されてもう学校行けない。

 

的な。

 

まとめ

営業会社がどうなるかって言うと、価値はあるし生き残るとは思います。

そこで働いている営業社員は将来に不安を感じている人も多いですが。

生き残る道はまだまだたくさん残っていると思います。

 

ただ、技術やシステムやセキュリティを後回しにする企業に未来は無いし、一刻も早く倒産して頂いて不景気ドットコムの1コンテンツとして余生を過ごして頂ければと思います。

 

現場からは以上です。

 

参考:不景気.com

ロールキャベツの向こう側


旅行に行きたいわー\(^O^)/ーい