最近のセクハラ報道についての雑感
セクハラを肯定する訳では全く無い事を前提とした話。
人間の人格を形成するのに最も因果関係がある要因は環境だと思っていて、これに異論がある人は少ないはずだとも思っている。家庭環境、学習環境、職場環境、様々な「環境」を通して人は成長していき(方向はさておき)、社会的に「大人」として認められていく。
だからその育った「環境」が世間一般から乖離していた場合、立派な世間知らずが誕生するわけだ。古くはマリー・アントワネット、アグネス・チャンの家、最近だと紅蘭など、不幸な環境になったり、ネタにされたりして一般に消費されていくのが世の常。
蛇足だけど、子供としては受け入れられない「あの子と遊ぶのは止めなさい」という親の意見は色々と見越した上での助言なんだと考えれば理解できることもあるのかな。
「家庭は社会の縮図」、「子供が出会う最初の社会」なんて言われ方もするので親(家庭)の影響はすごく強いので、息子から見て「家で父親が母親にどんな対応をしているか」は相当重要じゃないだろうか。
戦後しばらくの家長制度が残っていたころは、家庭内の序列があって父親の次は母親ではなく息子だったわけだし、そういう家庭で育った人は無意識レベルで「女性は下」っていう人間が育ってしまうのかもしれない。
時代が移り変わるとともに減っていくんだろうけど、社会全体で「それは時代遅れだよ」っていうことを発信し続けていかなきゃいけないんだろうな。
なんとなく「公務員ってセクハラ多くないか?」という話
これについては僕の勝手なこじつけだが、勉強ばっかりしていて女性との関係をうまく作れないまま大人になって一緒の環境で女性と働くようになり、その場での女性の扱いが日本古来より伝わる伝統的な男尊女卑によるものだったりするので「それが当たり前なんだな」と感じていって育ってしまうんだろう。
国が「女性管理職比率30%」とか具体的な目標を設定しなければ動こうともしない世界だし。
いざ民間企業の人と接する時に「いつもの感じ」で出ていくと、今回のように証拠を押さえられて「ちょうどよきタイミング」で
財務省内の飲み会を見てみたいけど、世界中から非難されるような事になってるんじゃないだろうか。 これについては現役財務省の女性職員からも聞いてみたい。
あと、今回の財務省事務次官を用語している年配の女性は日本の近代化を最も邪魔する人たちだからメディアでは取り上げない方がいいと思うよ。
ついでに言うと、こういう古い人たち、ルールに反した人たちの事を、被害者側が同じ土俵に立って糾弾しなくたっていいと思うし、会社の立場とか社会通念上とかそんなの無視して1番自分の身を安全に守れて、相手をしっかり反省させられる方法を取ればいいと思うし、テレ朝が動かないなら他社で出すのなんて、すごくいい方法だと思うよ。
また、今回の報道では他にも
- テレビ朝日は会社として事務次官のセクハラ報告を受けたタイミングで取りうる手段を講じていたのか。
- 女性記者の職場環境と身の安全は保護されているのか。
- 女子画記者の上司は「会社に報告しても事務次官との関係値などから握りつぶされる」と感じて他のルートで表に出す事(今回は新潮社)にどのくらい関わったのか。
- 本当に裁判で全て明らかになるのか。
- 財務省内には他にどの程度のセクハラが存在しているのか。
- その他の省庁(官庁)ではセクハラは行われていないのか。
- 日本全体としてセクハラなど世界の潮流にどう対応していくのか。
などなど色々な論点がありますが、良き方向に進んでくれることを願っています。
ちなみに、僕の友達でも無意識にセクハラをしている人は何人かいて、それがまた見事に公務員だったり40代以上だったりするので、もういつか捕まってしまえって思ったり思わなかったりします。
こちらもどうぞ。
ほいじゃ。